やっぱり足りないデジタル機器の「自明の使い勝手」:ITpro
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[ 24] 使い勝手とは! やっぱり足りないデジタル機器の「自明の使い勝手」:ITpro
【参考サイトURL】 http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20030519/2/
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前回私が担当したこのコラムで,携帯電話機やデジタル・カメラには,手に取って触ってみれば分かる「自明の使い勝手」がなくて,使いにくいことはなはだしいと書いた(記事へ)。それに対して,読者の方から,賛否両論,本当にたくさんのコメントをいただいた。コメント数はIT Proで2003年1月から4月に公開した記事の中で,4番目に多かった。 「マニュアルを読まないのが悪い」「人間の行動を理解したデザイナの不在が問題」「ユースケースを洗い出す作業は非常に有効だと思われる・・・これを見直す作業がまだまだ欠けているのが現状なのだろう」「日立の携帯には,ワンタッチで『消音』『居留守録音』『電話に出られないことを通知する』機能が5,6年前からついてます」「まったく同感です。 私は触ってわからない家電は失格である,と思っています」「『多機能だがマニュアルを読まなければ使いこなせない機種』も『小機能だがマニュアルを読まずともある程度使いこなせる機種』もそれぞれにニーズがあるということでは?」などなど。 とても参考になり,考えさせてくれるご意見ばかりだった。読者の皆さんも,ぜひ,これらのコメント(前回の記事の文末,「FeedBack!」欄中の「皆さまの評価を見る」をクリックして参照できます)をご一読いただいた上で,今回の考察にもお付き合いいただきたいと思う。 全く新しいユーザー・インタフェースを採用するときの難しさは,それをどのように使えばいいのかを利用者に発見してもらい,納得してもらうことが難しいことだ。回転式ダイヤルからプッシュ・ボタンへの変更,特定の機能ボタンがなくなり液晶パネルを介したメニュー選択に変わる,スイッチやプッシュ・ボタンから音声認識に変わるといった変化である。 JR東日本が採用している非接触型ICカード乗車券「Suica」の場合は,カードを読み取りスロットに差し込むという動作から,読み取り装置に単に近づける,という使わせ方に変化した。「近づければいい」のだから,使い方そのものは難しくない。しかし,改札口での乗客の様子を観察してみると,やはり,中には戸惑いながら使っている人も散見する。走り込んで改札扉が閉まり,まるで仇を討つような表情で定期券入れを読み取り装置に叩きつけている人もいる。はたして,設計者の意図が,使う人にスムーズに理解してもらえ,支障なく使ってもらうことができているのだろうか。早速,JR東日本を取材した。 この程度の変化は人間にとっては自明で,説明の必要もないとの意見もあるだろう。しかし,現実には,カードを持つ人の感じ方により,うまく使えない場面もまれに生じているという。「使い慣れた人が,(読み取り機の上で静止させず)すっとなぞるように通って行ってしまうと処理できないことがある」(片方聡 東日本旅客鉄道 鉄道事業本部Suicaシステム推進プロジェクト課長Suicaシステムグループリーダー) Suicaは自動改札機に付けた読み取り装置からの電波を受け,電磁誘導によりICカードの動作電力を確保,その後,カードの存在確認,認証,カード情報の読み出し,使用条件の正当性判定,利用情報のアップデート情報書き込み,書き込み確認と一連の処理が進む。この間100ms。接近から書き込み確認までの一連の処理が済むまで,Suicaは読み取り装置から半径10センチメートル以内に留まっていなければならない。 半径10センチ以内の正常動作領域内にある限り,斜めになろうが,動いていようが処理は確実に進む。しかし,早足で移動を続けながら,読み取り装置の上をかなりのスピードで通過させてしまうと,処理が完了せず,改札扉が閉じてしまう。 導入に至る実験では約2万項目に及ぶ試験を行うとともに,オープン半年前には埼京線で約1万人のモニター試験を3カ月行い,さまざまな人間の行動パターンを追った。カードの期限切れなども含めた,通過阻害率0.4%の目標を達成できるめどがたった後,実験を終了。さらに4カ月の検証期間,システム見直し期間を置いた後,首都圏3200通路でSuica導入の幕が切って落とされた 開業後,一度で通過できない事例がかなりあった。エラーとなった行動を細かく調べた。Suicaとともにコイン,他の非接触型ICカード,ポイント・カードなど銀色地に白文字が入ったカード,銀幕を削るスクラッチ・カードなどが定期券入れに一緒に入っている場合などに起きるエラーに加えて,読み取り機の通信可能範囲10センチメートルの中に100ms以上滞空していない例が多かった。しかも,どの範囲までが有効通信距離なのかがはっきり認識できないという無線システム特有のハンデも大きかった。 使い勝手でおなじみのジャパネットたかた
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