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[ 46] 活用とは! 活用 - Wikipedia
【参考サイトURL】  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%BB%E7%94%A8

活用(かつよう)とは、動詞など述語の語形変化のこと。元来、江戸時代の国学以来、国語学で用いられた日本語の述語がもつ語形変化の体系を指す言葉であったが、西洋の言語学でいうコンジュゲーションの訳語としても使われ、動詞などが人称、数、性、時制、法、態、相など文法的意味の違いによって規則的な変化を生じさせることをいう。このため国語学でいう活用と、言語学やその他の語学でいう活用は若干の違いを見せている。
国語学(学校文法)でいう活用とは、音声的な形態の違い、つまり付属する助動詞や助詞の違いに対応する語幹の母音の変化によって述語を分類している。例えば、動詞五段動詞の「書く」であれば、「書か(ない)」「書き(ます)」「書く」「書く(こと)「書け(ば)」「書け」のように母音がa, i, u, eと変化する。この五段動詞の音声的な変化を規準にして他の一段動詞や形容詞・助動詞にいたる活用形・活用表が作られている。
言語学の観点から言えば、国語学の活用表は文法形式の違いによる語形変化をそのまま反映しているのではなく、終止形・命令形のようにそれだけで文法的意味を持つものと、未然形や仮定形のように「ない」や「ば」を伴って文法的意味をもつものが混在している。また変化しない語幹部分は形態論で言えば、「書く」であれば「Kak」の部分であり、母音a, i, u, eは語尾の一部であったり、語尾と語幹をつなぐために挿入されたものであり、「書か」「書き」「書く」「書け」といった母音を伴ったものは語幹ではなく語基と呼ばれる。
語の活用された形を活用形と呼ぶ。以下に示す通り六つの活用形がある。ただし、実際上、6つすべてが異なる活用形をもつ語は文語の「死ぬ」「往ぬ」「す」「来」だけである。他の語は同形の活用形をもつ場合がほとんどであり、また口語の形容動詞は同形がない代わりに命令形自体を持たない。
活用形を見ると、「る」「れ」「よ(ろ)」までが含まれているが、これは係り結びの結びの語形であったり、命令の語形であったり、すべて言い切る際の語形であったためである。しかし、その他の場面において「る」は名詞修飾の際に動詞と名詞の間をつないだり、名詞自体の役割をするものであり、「れ」は本来、「れば」で「ば」と分かちがたい。また命令の「よ(ろ)」も対照的な禁止の「な」などは助詞に分類されている。よってこれらは動詞の一部というよりは文法機能を果たす付属成分であり、これらを一段・二段・カ変・サ変・ナ変動詞のみにつく助詞とすれば、現在のように表まで作る必要がなくなる。
江戸時代、国学において活用の研究がなされた。本居宣長は『御国詞活用抄』(みくにことばかつようしょう)によって活用の分類を行った。これを受けて、鈴木朖は『活語断続譜』で『御国詞活用抄』の語例を列挙して1等から8等に分け、本居春庭は『詞八衢』(ことばのやちまた)で動詞の活用を四段・一段・中二段・下二段・変格の5種類に分類している。さらに東条義門は『活語指南』において活用形を「将然言(未然言とも)・連用言・截断言・連体言・已然言・希求言」という6つに分類し、現在の活用形はこれを継承している。
学校文法の活用表には様々な問題点があるが、これに替わるための決定的な案はまだ出ていない。学校文法の活用表の問題点は音声的な形態が重視されて文法的機能との対応が少ない点で、文法的機能によって否定形・受身形・使役形・可能形・丁寧形…といったように分類するような試みがある。また五段動詞の語幹を子音で終わることとし、学校文法のa,i,u,e,oを伴った形態は語幹ではなく、語基とする。五段動詞を子音語幹動詞、一段動詞を母音語幹動詞、カ変・サ変を不規則動詞とすることも行われている。
コンジュゲーション (conjugation) とは、動詞などが人称、数、性、時制、法、態、相といった文法カテゴリーに応じた規則的な語形変化をすることであり、これも日本語で活用と呼んでいる(名詞や形容詞の変化は、曲用 (declension) という)。
コンジュゲーションには、変化しない語幹に接辞や活用語尾を接続することによって語形を変化させるものと、形態の決まった語尾を持たず語形そのものを変化させるものがある。日本語は前者にあたり、人称や数、性などによる活用はなく、時制、法、態、相などの違いを区別する活用形をもっている。後者は屈折語に特徴的で、印欧語に代表される。
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