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[ 72] 肝臓とは! 肝臓 - Wikipedia
【参考サイトURL】  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%9D%E8%87%93

肝臓は、腹部の右上に位置して、ほぼ肋骨の下に収まっており、頭側(上方)には横隔膜が存在する。ある種の動物では体内で最大の臓器である。非常に機能が多いことで知られ、代謝、排出、解毒、体液の恒常性の維持などにおいて重要な役割を担っている。特にアルコール分解能があることで一般には知られている。また、十二指腸に胆汁を分泌して消化にも一定の役割を持っている。
他方、臓器の中での部位による機能の分化が少なく、一部に損傷があっても再生能力が強いため、その損傷などがあっても症状に現れにくい。自覚症状が出る頃には非常に悪化していることもあり、「沈黙の臓器」などと呼ばれることがある。
正常成人の肝重量は体重の約1/50であり、1.0 ~ 2.5kgである。 肝は肝動脈と門脈の2つの血管により栄養を受け、血流は肝静脈から肝外へと流れる。 肝動脈は、大動脈から分岐した腹腔動脈の枝である総肝動脈が固有肝動脈となり右肝動脈と左肝動脈へと分かれて肝内へ入る。
手術や治療を行う際には門脈による区分が重要となる。機能的区分は門脈血流によって肝を区分したものである。肝臓を胆嚢と中肝静脈を結ぶ主分割面(Cantlie line)によって左葉と右葉に分割する。左葉はさらに肝鎌状間膜により内側区と外側区に分けられる。右葉はさらに中肝静脈により前区と後区に分けられる。
肝臓の組織は肝小葉という構造単位が集まってできており、小葉の間(小葉間結合組織)を小葉間静脈(肝門脈の枝)、小葉間動脈、小葉間胆管が走っている。肝小葉は直径1〜2mm,高さ1〜2mmの六角柱ないしは多角形の形をしており、その中軸部は中心静脈という小静脈が貫いている。肝細胞は中心静脈の周囲に放射状に配列しており、ブロック塀の様に積み重なり、1層の板を形成している。その間を管腔の広い特殊な毛細血管が走っており、これを洞様毛細血管という。この毛細血管は小葉間静脈と小葉間動脈の血液を受けて中心静脈に血液を送る。
骨髄での造血が開始されるまでの間、肝臓と脾臓で造血されている。出生後は肝臓で造血されることはないが、何らかの理由で骨髄での造血が障害されると、肝臓での造血が見られることがある(髄外造血)。
肝臓に当たる部分に打撃を受けると、鈍い痛みと激しい苦痛を感じる。その為格闘家はメディシンボールや、体重を掛けたトレーニングパートナーの足の裏などで、自分の腹筋や内臓に激しい刺激を与えて鍛える。
ギリシャ神話では、人間に火を与えたプロメテウスはゼウスの怒りを買い、カウカソス山に磔にされ、毎日ハゲタカに肝臓をむさぼられるという罰を受けた。肝臓は翌日には再生してまた喰われるのだが、なぜ、肝臓に再生能力があることを古代ギリシャ人が知っていたかは謎である。
日本では梅毒、ハンセン氏病、結核などの万能薬と誤解され、主に男性の刑死体の肝臓の塩干しが脳味噌の黒焼きや人油よりも高値で売られていた。山田浅右衛門の専売で「人丹」、「人胆丸」などと称されていた。丸薬で浅蜊貝より少し大い程度の貝殻一杯ほどが明治の初年に5円もした。1870年4月15日、販売禁止となった。志賀直哉の「ひえもんとり」は江戸時代の肝臓を奪い合う様子を描いている。
ボクシング等の格闘技では、肝臓を狙って打つパンチを「レバーブロー」と呼ぶ。ボディーブローの一種なのだが、鳩尾は鍛えやすい腹直筋を鍛えてダメージを軽減させやすいが、レバーブローは鍛えづらい脇腹を狙うため効果は大きい。
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